ポケモンGOに熱を上げていたときにモバイルバッテリーを模索していて、『QC3.0対応』というのを見かけたことがあります。

正式には、Quick Charge 3.0(クイックチャージ3.0)というらしいです。

そのまんま急速充電のことですが、普通の急速充電とは違うようです...

QC3.0とは?

この急速充電の“QC●●”は、Qualcomm(クアルコム)独自の技術です。

そもそもQC1.0/QC2.0というものが存在していて、後継となるのがQC3.0という規格です。

QC3.0については、QC1.0に比べると最大2倍、QC2.0に比べると最大27%高速化されました。

通常の急速充電では電流値を上げますが、QCでは電圧を上げて急速充電をおこないます。そうした方が熱を持たないらしいです。

ちなみに、QC2.0は5V/9V/12V/20Vの4つの電圧のみに対応。QC3.0では3.6V~20Vの範囲内で200mVごとに制御可能となっています。

QC3.Oの技術が格段に上がったことが伺えます。

QC対応しか使えない

調べてみると、QC1.0,QC2.0,QC3.0は互換性があるようなので、それぞれの規格に対応した急速充電がおこなえるようです。

しかし、“QC●●”に対応していない機種に関しては、最大5V/1A~2Aくらいしか充電されないようです。

iphone6以降は急速充電に対応していますが、“QC●●”に対応していない機種なので5V/1Aしか充電されないようです。

実際にQC3.0で充電してみましたが、5V/1Aでした(笑)

2016年9月現在では、「ZTE Axon 7」「ASUS ZenFone 3 Deluxe」「HTC 10」「HP Elite x3」「LG G5」「HTC One A9」がQC3.0対応機種と少ないです。

今後は対応機種も増えてくると思いますが、QC3.0充電器でQC1.0やQC2.0対応機種も使えるのは有り難いですね。