フォロワー数が重要
ことの経緯は後述するとして、先にインフルエンサーマーケティングを始めようと思っているビジネスマンに伝えたいことがあります。インフルエンサーマーケティングで重要なのは、インフルエンサーの人数ではなくインフルエンサーのフォロワー数です!
Bプラン:フォロワー数10万人のインフルエンサー5人に依頼
インフルエンサーマーケティングの基本的な費用は、フォロワー単価+ディレクション費といわれています。さらに、人気のインフルエンサー(インスタグラマー)は、一般の倍くらいの費用がかかるとのことでした。
あくまでもざっくり計算で申し訳ありませんが、上記のAとBのプランが同じくらいの費用だとしましょう。あなたならどっちのプランを選びますか?
ちなみに、私はAプランを選びました。フォロワー数xインフルエンサーで計算すると、Aプランは100万人、Bプランは50万人の効果があると感じました。倍の人数なんですから、普通にAプランを選びますよね。
もし即答でBプランを選んだ人は、この先を読む必要はありません。そんなあなたは、間違いなくビジネス感覚に優れていると思います。
(見せることはできませんが…)私がまとめたレポートでは、圧倒的にBプランの費用対効果が高かったです。理由を聞かれても予想でしか答えられませんが、これが現実だと知りました。
プロの言うことが正しかった!
新規事業を立ち上げて後、1回目のインフルエンサーマーケティングでAプラン(フォロワー数1万人のインフルエンサー100人に依頼)を選びました。実はこの時、コンサル(マーケティング会社の担当者)からはBプラン(フォロワー数10万人のインフルエンサー5人に依頼)を勧められていました。
先ほども言いましたように、計算上では100万人vs50万人なんですからAプランを選ぶに決まっています。100万もの費用をかけるわけですから、人海戦術に打って出るはごく当たり前だと思いませんか?言い訳にしか聞こえないかもしれませんが、少なからず私と同じ失敗をしている人は大勢いるはずです。
コンサルがBプランを勧めたのは、さすがにプロとしか言いようがありません。もちろんそういったデータも持っていたでしょうし、今までの経験からのアドバイスだったと思います。ところが、その時の私からすれば、そういったアドバイスが “お金を出させるための口実” に思えてなりませんでした。
1回目のインフルエンサーマーケティングでは、100万円もの費用を使った結果が5件の注文だけでした。(書き方が悪かったかもしれませんが、注文してくださった5人の皆さんには心から感謝しております)
2回目以降はその時の失敗を糧として、人気インフルエンサーを使うようにしています。その都度で費用(予算)は変えていますが、注文数もちゃんと伸びるようになりました。“人海戦術” が必要な時があるかもしれませんが、量よりも質が大事なことも学びました。
100万円の授業料は高かったのか安かったのか…
なぜフォロワー数なのか?
最後に、「なぜBプランが正解なのか?」ということについて触れたいと思います。あくまでも予想でしかありませんが、私が思ったことを書いていきます。実際に私が依頼したインスタグラムを使ったマーケティングはとても分かりやすいと思います。
フォロワー1万人のインスタグラマーは商品を持った自撮り写真をアップし、ほぼこちらが用意した定型文をコメントします。これを見たファンは「○○さん今日も可愛いね」とコメントを残し、商品に関してはノータッチです。
これに対し、フォロワー20万人のインスタグラマーは、まるで愛用しているかのように写真に納め、その商品を知り尽くしたかのようにコメントします。これを見たファンは、「私もそれ欲しい」「私も買いたい」といったコメントを残しています。
インスタグラマーの対応を見比べても違いますし、ファンが残したコメントを見比べれば結果は一目瞭然でした。よくよく考えれば当たり前のことだったのですが、人気インスタグラマーは確固たるプロ意識を持って活動を行っています。一般インスタグラマーに比べても、その影響力は雲泥の差があると思われます。
冒頭から書いているように、見た目の数字的には “100万人 対 50万人” です。しかしその効果については、実のところ “1万人 対 50万人” くらいあるのではないかと思えます。
ふと思ったのですが、会社組織とあまり変わりません。新人社員100人と熟練社員5人、どちらが業績を上げてくれるのかということです。先を見越して新人に任せるのも良しですが、すぐに結果を残せるのは熟練の技なのです。
最後は自己分析でしたが、参考になれば幸いです。