生活保護受給者が飲酒やパチンコをすることを禁じる直接の規定はない
以前、生活保護受給者の飲酒やパチンコに関するニュースを見かけたので、引用して意見を述べてみたいと思います。いまさらの問題ではありますが、かなり前から気になっていました。
四街道市が生活保護受給者に対し、過度な飲酒やパチンコを慎むよう促した上で、指導に従わなければ生活保護を停止する場合がある、との趣旨の文書を約2年間、担当課の窓口に掲示していたことが6日までに、市への取材で分かった。受給者が飲酒やパチンコをすることを禁じる直接の規定はなく、市は「誤解を招きかねない内容」と認め、撤去した。受給者の支援団体は「行政と受給者の信頼関係を失わせる行為で、行き過ぎだ」と、市が掲示を続けてきたことを批判している。
引用元: 千葉日報
極論としては、禁じる直接の規定が存在しないので、この問題はどうしようもないということですね。なんとなくですが、今話題になっている某知事の流用疑惑で、第三者の弁護士が言っていた「不適切だが違法ではない」を思い出しました(笑)
生活保護を受けたこともないのでイメージだけで判断していますが、生活保護受給者が飲酒やパチンコをすることは良い気がしません。
生活保護費は国と自治体の負担でまかなわれているのですが、国が4分の3、地方自治体が4分の1を負担しているそうです。つまり、税金ってことですよね?
そう考えると、税金で飲酒やパチンコするのってどうなの?って感じです。
飲酒やパチンコをすることに反対はしない
そうは言っても、生活保護受給者が飲酒やパチンコをすることに反対しているわけではありません。
貰えるものを貰っていて、そのお金をどう使うのかは個人の判断だと理解しています。
視点を変えてみると、児童手当で飲酒やパチンコをすることはあまり問題視されていません。生活保護費も児童手当も同じ税金からまかなわれているのですから、生活保護費だけがこれだけ注目されているのがオカシナ話です。
これらを理解しているので、生活保護受給者が飲酒やパチンコをすることに反対はしていないのです。
生活保護受給者ってこれからどうするの?
生活保護受給者が飲酒やパチンコをする問題については、禁じる直接の規定がないのでどうしようもありません。そもそも、千差万別の意見や見方があるようなので、これから先も解決するような気がしません。
ただ、こういった問題で一番気になるのは、生活保護受給者が最後にどうなるのかということです。
私もパチンコ依存症でしたから、その怖さを身をもって体験しています。過度なパチンコでなければ問題にならないと思われるかもしれませんが、“過度”になってしまうから恐ろしいのです。
生活保護を受ける立場になって、ギャンブルに依存して、その先の未来は明るいのでしょうか?
普通に働いている人であっても、快楽を求め続ければマイナスしか生まれません。生活保護受給者が同様の快楽を求め続ければ、その先にはどんなリスクがあるのか...想像もつきません...