「モババとモバブは同じ?」という質問を受け、そもそも『モババ』や『モバブ』が何なのかがわかりませんでした。
どんな世代がそう呼んでいるのか知りませんが、『モババ』はモバイルバッテリー、『モバブ』はモバイルブースターの略称らしいです。
さらに調べてみると、モバブ派とモバブー派がいることがわかりました…
何の略称?
『モババ』はモバイルバッテリー、『モバブ』はモバイルブースターの略称であることは先述しました。
それと別に『パナブ』というものがあり、上記と同様にパナソニックモバイルブースターブースターの略称です。
『モバブ』や『パナブ』ですが、それぞれ『モバブー』や『パナブー』とのばして呼ぶ人もいます。
ここまでをまとめると以下のようになります。
- モババ:モバイルバッテリーの略称
- モバブorモバブー:モバイルブースターの略称
- パナブorパナブー:パナソニックモバイルブースターの略称
モバイルブースターとは?
モバイルバッテリーについては、スマホの普及によってあちらこちらで見かけますので説明を省略します。
それでは、モバイルブースターやパナソニックモバイルブースターについて説明します。
私もモバイルブースターの存在を知りませんでしたが、SANYOが発売したUSB出力付きリチウムイオンバッテリーの『エネループ モバイルブースター』という商品群のことを指します。
USB出力付きリチウムイオンバッテリーというネーミング通り、今でいうモバイルバッテリーのことです。
いまでこそモバイルバッテリーは当たり前ですが、モバブが出始めの2011年頃にはまだまだ普及率は少なかったようですね。
この2011年には東日本大震災があり、被災中の電気について世間が考えさせられた時期でもあります。
エネループという充電電池をヒットさせていたSANYOさんは、このくらいの時期に『エネループ モバイルブースター』を発売しました。
『エネループ モバイルブースター』ですが、三洋電気の社内用語で『モバブー』だったようです。
おそらくですが、震災中にはかなりの数が売れたと同時に『モバブー』の名前が世間に広まったと思われます。
※ネット上の情報を集めるとそんな感じのようです。
その三洋電機ですが、後にPanasonic(パナソニック)に買収されて子会社となります。
察しの通り、SANYOのモバイルブースターがパナソニックのモバイルブースターになったわけです。
以上をまとめるとこのようになります。
- SANYO時代はモバブ(モバブー)と呼ばれた
- パナソニックに買収されてからパナブ(パナブー)と呼ばれる
機能的には同じモノ
さて、モババ、モバブ、モバブー、パナブ、パナブーなどの略称については先述の通りです。
近年、店頭などのPOPでは『モバイルバッテリー』が主流ですが、どれもこれも携帯充電器のことを指します。
たぶんメーカー毎の違いだと思うのですが、『モバイルチャージャー』とか『ポケットチャージャー』などもあります。
ついでに言うと、海外ではもっぱら『パワーバンク』と呼ばれています。
※「POWER BANK」みたいなロゴが入っていますが、メーカー名とかではないので注意してください。