PD対応の高速充電

cheeroシリーズにPower Delivery 3.0対応のモバイルバッテリーが登場しました。ちょっとしたセールで購入したので、早速レビューしてみたいと思います。

USB Type-AポートとUSB Type-Cポートの、計2ポートのモバイルバッテリーです。Type-Cポートは入力することも出力することも可能なので、モバイルバッテリー本体の充電はType-Cポートを使うことになります。

Type-CポートはPD対応なので、5V/3A, 9V/2A, 12V/1.5Aの高速充電をおこないます。iPhone 8以降の機種であれば、30分で半分以上も回復する速さです。

Type-Aポートは最大2.4Aの急速充電に対応しています。Type-Cがわからなくても、とりあえず従来のスマホはこちらで充電できるので安心してください。

Type-Aポートに関しては、「Quick Charge 2.0 / 3.0 対応機器にも急速充電可能です。」と記載があります。もしこれが5Vで最大2.4A充電という意味であれば、QC対応と言えるのかな?とは思います。

※どなたか電圧可変について情報コメント頂けると助かります。

ACアダプターは別売り

cheero Power Plus 4 13400mAhモバイルバッテリーについての注意点です。充電用のケーブルが付属していますが、両端がType-Cコネクタのケーブルです。先ほども書いた通り、モバイルバッテリー本体の充電はType-Cポートを使います。

つまり付属ケーブルを使って充電するには、ACアダプターもType-Cポートのものを購入する必要があります。可能であれば、Power Delivery 3.0対応に対応したACアダプターをご購入ください。

もし従来のACアダプターを使いたいのであれば、片方がType-Aで片方がType-Cのケーブルを購入してください。とりあえずこれで充電することはできます。

ここら辺を詳しくない人が購入した場合、モバイルバッテリー本体の充電ができなくて困っていることでしょう。せめてメーカーで、 “Type-A to Type-Cケーブル” も付属してくれたら良かったのですが…

使い勝手と持ち運びやすさ

このモバイルバッテリーは、cheeroシリーズの5200mAhと比べてみると横幅が2.5倍くらいはあります。ボディバッグやハンドバッグだとちょっと邪魔なレベルかもしれません。

容量が13400mAhもあるので、どちらかというとタブレットなどの予備として持ち歩くのが良いかと思います。ショルダーバッグやトートバッグなどの大きめのカバンなら余裕もあるかと思います。

2.4A急速充電はもちろんですが、電圧可変のPD充電もかなりの熱が発生します。充電するときは、なるべくカバンから出して充電するようにしてください。最悪の発火を想定しても、カバンから出す方が好ましいです。

重さに関しては、容量的にこんなものだと思います。もし軽いモバイルバッテリーを探しているのであれば、容量の少ない5200mAhあたりはいかがでしょうか。

あくまでもPower Delivery 3.0対応で大容量が欲しいという人にオススメです。あとは、cheeroブランドで揃えたいといったところではないでしょうか(笑)